作家 Respect シリーズ 森山大道さん
第2回目の作家は森山大道さんを学びました。
写真を模倣し感じたこと。
ずっとピン、ボケ、ブレのことを考えて撮影しました。
ピン、ボケ、ブレとはなんだろうか?
けれど考えることでは無くそのまま感じることだと思いました。
森山大道さんはアートではなく記憶だと書いていました。
私は路上スナップは街の全ての臭気のようだと感じています。臭気は人の感情、流れ、善悪すべてかと感じます。
それからテクノ音楽を思いました。昔流行したYMOのサンプリングミュージックです。
雑音の全てが記憶に繋がるその様に感じました。
森山さんの作品はインパクトがある。
最初はあまり好きでは無かったのですが、自分で撮影していくと森山さんの写真は洗練されていて、すごく面白いのだと感じました。
何かインパクトのあるもに本能的にカメラを向け撮影している。撮影後に厳しく吟味している。一歩踏み込んで被写体に向き合う。
今回の撮影は対象のインパクトを優先しいつもより多くシャッターを切った。
人の存在を意識したが表情がわかるほど踏み込めなかった。
プリントは黒をしっかり出して白い部分を見せる手法だと感じた。
自分の内側の距離まで引き込む感じで突き放す世界ではないと思う。まるで自分の内なる世界で繰り広げられる出来事のように、親密で怪しげと思う。
自分自身の持っている世界がどんななのか撮影しながら感じました。